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<日本の福祉についてひとこと> その7 福祉の現場で飛び交っている”ぞんざい言葉”について 毎日ホームに通っていて、とても気になることの一つは、特に若いケア・ワーカー達がこともなげに利用者に使っている言葉です。「・・さん、御飯すんだ?」「入れ歯出して」「いま行くからね」etc. 今どきコンビニやスーパーや、お役所や郵便局だってこんな言葉は使っていません。私は「それが年長者に対する言葉か!」と、親や教師や近所のおじさんからも言われて育って来た世代です。 フトいま思い当たるのは、以前<物申す>に書いた('99.4.4)ことです。「年を取ると”幼児の如くなる”」などという勘違い・思い違いはどうして起きているのでしょう。行動や知覚や、いろいろな能力が衰えてきていても、感情の領域が衰えて来ているとは私には毛頭思えないし、まして幼児扱いなんて論外です。 日本語がひどくなっていると言われます。 誤解を恐れずに言えば、子どもは親や教師の心ない言葉にグレルことで反応出来ます。しかし物言えぬ(表現できない)入所者はどうすればいいのでしょう? 介護保険実施を目前にして、介護福祉士の養成機関や福祉の現場は、この状態をどうするのかと思います。 '99.8.8 |
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