(Android向け 山座同定用アプリ)
スマートフォン向けのページは コチラ へ
使い方は非常に簡単ですが、機能の概要を説明します。まず、アプリを起動すると【図1】のような画面が表示されます。この画面に現れる各要素について説明します。
【図1】 初回起動画面
まず初めに、画面下部にある情報・設定項目について説明します。
GPSより取得した緯度・経度と標高を表示しています。赤い文字で表示されているときはGPS衛星を捕捉している最中であることを示しており、ここに表示されている緯度・経度は最後に取得した緯度・経度の値です。インストール後、最初に起動した場合は画面の中心が富士山となるようになっており、【図1】がその状態です。青い文字で表示される場合もありますが、これについては後述します。
表示する範囲を、画面の中心となっている場所からの半径(Km)で指定します。最大で200Kmまで指定できます。
表示対象とする山を、山の種別と最低標高で指定します。最低標高は0mから3000mまでで、100m刻みで指定できます。山の種別は百名山・二百名山・三百名山・その他の4つに分類されており、それぞれについて表示/非表示を設定できます。
画面上部、山名が表示されている領域について説明します。
ご覧の通り、現在位置を中心として、周囲にある山を条件にしたがって表示しています。端末に内蔵されているセンサーを用いて自動的に表示する向きが更新されます。赤い線で描かれている円は指定した表示範囲を表しています。
山名の前に山の形をしたアイコンが表示されています。容易に想像できると思いますが、が百名山、が二百名山、が三百名山、がその他の山です。
【図2】 山情報
表示されている山のアイコンをタップすると、その山についての情報が ダイアログで表示されます(【図2】)。「この山へ移動」ボタンを押すと、この山が画面の中心となり、この山の緯度・経度が青文字で表示されます。現在位置でない場所が画面の中心となっている場合は青文字で表示されます。画面の中心を現在位置に戻したい場合は画面上をダブルタップしてください。現在位置が画面の中心となり、緯度・経度の文字が黒に変わります(衛星捕捉中の場合は赤になります)。
表示範囲を広くした場合など、該当する山を全て表示すると画面が山名で埋め尽くされてしまいます。これを避けるため、一定範囲にある山はその中のひとつの山のみを表示させています。複数の山を代表している山のアイコンをタップすると、この山に代表されている山名のリストが表示されます(【図3】)。このリストの中から表示させたい山を選択してください。
【図3】 山選択画面
コンパス画面上をドラッグすると、中心位置を移動させることができます。現在地と関係の無い場所にある山を表示させることができます。この場合も現在位置の緯度・経度が青色となり、元の場所に戻す場合は画面をダブルタップします。
コンパス画面の四隅のいずれかをタップすることで画面が静止します。端末内蔵のコンパスが正常に動作していないと思われる場合などはこの機能を用いて画面が動かないようにし、別の(正確な)コンパスの向きに合わせて利用することができます。コンパスを停止させた場合も緯度・経度の表示が青となり、元に戻す場合もやはりダブルタップを使います。
【図4】 メニュー
※ コンパスの指示を無視しているだけであって、コンパスの機能自体を停止させているわけではありません。
【図5】 書式選択
緯度・経度の表示書式は4通りの中から選ぶことができます。インストール後初めて起動したときには「度分秒」に設定されていますので、例えば富士山の緯度「北緯35度21分39秒」は、"N35:21:39.0" と表示されます。「緯度経度の書式」をタップすると、【図5】のようなダイアログが表示されますので、使い易い(あるいは見慣れた)書式に設定してください。
富士山の緯度がそれぞれの書式でどう表されるかは以下の通りです:
度 | N35.36084 (北緯35.36084度) |
度分 | N35:21.650 (北緯35度21.650分) |
度分秒 | N35:21:39.0 (北緯35度21分39.0秒) |
秒 | N127299.0 (北緯127299.0秒) |
【図6】 スリープモード
本アプリを起動してから衛星を捕捉するまで、数分から数十分を要する場合があります。実際に使いたい場所(山頂など)に着く前に本アプリを起動しておくのは良いアイディアですが、目的地に着くまで放置していると自動的にスリープモードに入り、衛星の捕捉も中断してしまいます。そのため、本アプリでは衛星を捕捉して現在位置が分かるまでの間はスリープモードに入らないように設定されています。この設定はメニューの「スリープモード」をタップして現れるダイアログで変更することができます。(【図6】)
「標準」に設定すると、衛星を捕捉していない状態の場合でも、一定時間の経過後にスリープモードに入ります。スリープモードに移行して欲しくない場合は「常にsleepしない」を選択します。スリープモードに入らない設定のままアプリを終了し忘れると電池の消費が大きくなりますので気をつけましょう。
なお、スリープモードの変更はアプリを再起動してから有効となります。
【図7】 文字サイズ設定
メニューから「文字の大きさ」を選ぶと【図7】のようなダイアログが表示され、山名を表示する文字の大きさを小・中・大・特大の4段階で設定できます。新規インストール時は「中」に設定されています。
【図8】 バージョン
本アプリのバージョン情報を表示します。(【図8】)
【図8】では 1.0.2-2 となっていますが、ハイフンの左側の 1.0.2 がプログラムのバージョン、右側の 2 が山情報データベースのバージョンを表しています。たとえば、バージョン情報が 1.0.2-2 から 1.0.2-3 に更新された場合はプログラムに変更は無く、山情報だけに変更があったことを示します。逆に、1.1.0-2 に更新された場合、プログラムの修正だけで山情報は同じであることを示しています。
これまでに述べたこと以外の注意点などを挙げておきます。
GPSの測位精度は機種によって差があるようです。厳密な計測を行うわけではなく、だいたいの山の位置を知るためのアプリですので現在地の精度に数メートル〜10メートル程度の誤差があっても大きな問題にはならいないでしょう。精度の悪さよりも困った問題は、衛星捕捉までに非常に時間がかかることです。
方位センサーの精度も機種によってずいぶん違うようです。同じ機種であっても精度に狂いが生じてくる場合があるようですので、全くおかしな方向を示していたり、指し示す方向が動きまわって落ち着かないような場合には、センサーの補正操作を行うと改善される場合があります。SH-06D には「センサー感度補正」という項目が設定メニューにあります。同様の機能が備わっていればそれを利用すると良いです。端末を持って8の字を描くように動かすと補正されるようですので、補正項目がメニューに無い機種の場合も試してみると良いかもしれません。
※ '14/4/4 : Nexus 7(2013) ではコンパス機能が働いておりませんでしたが、原因を突き止め修正致しました。
以下からお願い致します:
・製品版は コチラ
・評価版は コチラ
遠く離れた場所への移動をしやすくする予定です。
日付 | バージョン | 改変内容など |
---|---|---|
2013/9/22 | 1.0.2-2 | 初リリース |
2013/10/11 | 1.1.0-2 | 山名の文字サイズを変更できるようにした。 |
2014/4/4 | 1.2.0-3 |
|
// |